写しではなく、
描き下ろしを。
「オーダーメイド肖像画」と名のつくサービスの多くは、ひとつのことをしています。お送りいただいた写真を、できるかぎり忠実に写しとることです。これはこれで確かな技術で、セバスチャン・リューも同じ仕事をします。けれども、もうひとつ別の仕事があります。現実から出発して、それまで存在しなかった一枚を作るという仕事です。すべての絵は現実から始まります。問題は、そこで止まるかどうかです。
肖像画か、描き下ろしか
どちらも手描きで、どちらも写真から始まり、どちらにもサインが入ります。ただ、買っているものが違います。だから値段も同じではありません。
| 似せる肖像画 | 描き下ろし作品 | |
|---|---|---|
| 買うもの | 似ていること。その人、そのペット、その車を、ありのままに。ひと目で誰だかわかる一枚です。 | 作品そのもの。同じ被写体を、画家自身の言葉で描き直します。キュビスムの面、ピンナップの様式、単色に絞る決断、ルソーから借りた密林。 |
| ご依頼の言葉 | 「本人に似せてください」 | 「自分では思いつかなかった一枚にしてください」 |
| 画材 | 画用紙に墨と水彩、または鉛筆 | キャンソン紙またはキャンバスにアクリル。色鉛筆を併用することもあります |
| 価格 | ¥14,800 〜 ¥89,800 ペット14,800円/車・バイク29,800円/肖像画29,800円から/建築89,800円 |
¥79,800 から キャンソン紙A3。キャンバスは139,800円から |
| ご案内 | 原画のページへ → | 下のギャラリーへ → |
十二枚の絵、ひとつの手
映画、ピンナップ、キュビスム。どの一枚も実在する画像から出発し、まったく別の場所にたどり着いています。ボルドーの画室で、紙またはキャンバスにアクリルで描いたものです。クリックすると大きく表示されます。

顔を色面に分解しても、本人だとわかる。この二つを同時に成り立たせるのが、この仕事のいちばん難しいところです。
売約済み
1950年代の広告の様式を、1910年代の絵画の文法で描き直した一枚です。

車と人物を一枚の画面で成立させる構図。キャンバス作品の大きさが効く題材です。

ヴェールの白を、白い絵の具ではなく周囲の色で作っています。結婚の記念にお選びいただくことの多い方向性です。

色を一色に絞るという決断。肌の色を捨てても人物が立ち上がるかどうかの実験です。

日本のモデルを、19世紀フランスの素朴派が描いた密林の中に置きました。舞台を借りてくるという発想の一例です。

甘い様式と不穏な題材をぶつける。依頼者の趣味がはっきりしているほど、描き下ろしは面白くなります。

色鉛筆の線をアクリルの上に残す描き方。近づくと下描きの筆致が見えます。

映画の一場面を出発点に。フィルムの粒子を絵の具の粒に置き換えています。

同じ人物を二度描くと、一枚目では気づかなかったものが見えてきます。これはその二枚目です。

1960年代フランス映画の色調をそのまま絵の具で作り直した一枚です。

同じ女優、別の映画、別の光。人物ではなく光を描いているのだとよくわかる組み合わせです。
ご依頼の流れ
お写真を一枚。人でも、車でも、映画のひと場面でも。大切にしたい色、思い出、雰囲気もあわせてお知らせください。
キュビスムの面、ピンナップの様式、単色、舞台を借りる。決めきれない場合は、こちらから提案します。
まず小さな習作をお送りします。どこへ向かうのかをご確認いただくまで、本紙には一筆も入れません。
キャンソン紙にアクリルで79,800円から、キャンバスで139,800円から。サイン入りの原画をフランスから直接お送りします。2週間程度です。
ご依頼の前に
肖像画と描き下ろしは、何がちがうのですか?
肖像画は似ていることを目指します。その人、そのペット、その車をありのままに描き、ひと目で誰だかわかる一枚に仕上げます。14,800円からで、原画のページでご案内しています。描き下ろしは同じ写真から出発しますが、画家自身の視点で描き直します。キュビスムの色面、ピンナップの様式、単色に絞る決断。買っていただくのは似姿ではなく、ものの見方です。79,800円から承ります。
なぜ描き下ろしのほうが高いのですか?
写しとる技術と、思いつく仕事は別のものだからです。描き下ろしには習作があり、色をどうするかの判断があり、結果が事前に約束されないまま描き続ける日数があります。「アマンダ、キュビスムのピンナップ」は完成した翌日に買い手がつきました。見込みではなく、実際についた値段です。
写真から、実在の人物をキュビスム風に描いてもらえますか?
はい。まさにそれがこのページのご依頼です。お写真をお送りいただければ、顔を色面に組み直しながら、本人だとわかる一枚に仕上げます。古い写真をそのまま写すと物足りなくなりがちな記念日の贈り物で、特に喜ばれています。
AIを使っていませんか?
使っていません。このページの絵はすべて、実在する紙またはキャンバスの上のアクリル画で、25年以上のキャリアを持つフランス人画家セバスチャン・リューが手で描いたものです。AIも、フィルターも、デジタル加工も、どの工程にも使いません。ご希望があれば、ご依頼品の制作途中の写真をお送りします。フランスの地上波テレビ局France 3でも制作の様子が紹介されました。